大会レポート・できんのか!5の裏側

  できんのか!5の裏側#1
まず気になったのは天気。目が覚めたらカーテンを開けて天気を確認。おお、いい天気♪
次にチェックするのは朝7時のメール。大会中止の際には主催のオマタ氏よりメールが届く手はずになっている。
うん、来ていない。大会開催だ!!

草加商工会まつり内で開催されるロボットイベント「できんのか!5」
今日のオイラの役割はリング脇のサポート要員。
さらにBGM演奏用にPC供出や、バックヤード用モニタに液晶ディスプレー供出をお願いされたので車で出発。
家から会場までは40分弱。思ったよりも近い。だけど、車の集合場所へ向かう曲がり角がわかんなくて会場周辺を1周したのは秘密(笑)

駐車許可証を受け取って指定の駐車場へ向かうと、駐車場では軽いパニックが起きていました。
誘導スタッフが車の停め位置で右往左往している。
駐車場は空き地で特にラインが引いてあるわけじゃないので、駐車位置は出し入れスペースや導線を考慮しなければなりません。 まだまだ駐車スペースはあるのに「満車」宣言が出てみたり・・・。
オイラよりちょっと後に到着した梓さんは、この駐車場に停められませんでした。

昨日の豪雨とはうってかわって雲ひとつない晴天に恵まれた「草加商工会まつり」。
会場は水はけの悪い場所もあって、所々ぬかるんでいますが、支障の出る範疇ではありません。
「できんのか!」会場となる一角も大丈夫です。時報ズッコケも躊躇なく出来る地面コンディションです(笑)

それでも北風が冷たいです。
厚着をして来たとは言え、基本的に「秋の装い」なので寒さが身に凍みます(笑)

「できんのか!」会場のテント脇にこんな看板が立っていました。
商工会まつりの協賛を列記している、商工会まつりの看板と思っていたら、このロボット大会の看板だったんですね。
はじめは商工会まつりのいち出展者の露天ブースとして始まったのに、今回は商工会まつりのイベントとして組み込まれています。

・・・出世したもんだなぁ(笑)


<<つづく>>

  できんのか!5の裏側#2
「できんのか!5」の興行プログラムは3試合を3回公演の予定でした。ーが、準備が整わない状態で1回目の公演時間を迎えようとしています。
音とか映像とかをつなぐケーブルが足りません!
そこでリングアナ松田さんのアイディアで第1回公演は「公開リハーサル」となりました。

そつなく第1試合をこなし、第2試合目。オイラの役割はPAになります。
映像と音のタイミングが問われます。煽り映像ON!入場曲@ON!そしてフェードアウト。
すかさず入場曲AON!裏方スタッフのアミエさんが飛び出してきて小芝居を始めたら音楽中断。
ここまでは順調♪
「吉田ファミリアさんから映像が届いています。」
はいぃ??すっかり忘れてました(爆)
慌てて目的の映像を再生しようにも、慣れないアプリだからアタフタしちゃう。
「映像が出るまで少々お待ちください。」
リングアナ松田さんにしっかりとフォローされる(汗)

無事に映像を流し終えると、30秒程度のインターバルを挟んで次の映像をスタートさせないといけない。
慣れないアプリだからアタフタしながら準備をすませ、タイミングを見計らって再生ボタンを押す。
映像は先頭に5秒間の余白があるから、うまく合わせるのは至難の業です。
「瞬間移動、開始!」 ♪びろろろろぉぉ〜ん
ふぅ。これを流せば裏方は11分間の休憩時間です(爆)
PA席は日陰のうえ、風が吹きすさぶので寒い寒い。まとまった時間の度に日向に出ないと凍え死にそう。

そして第2試合の後半も目論見通りに消化し、第3試合もガルーがサアガに投げられて終了し、これで公開リハーサルは終了しました。
うん、やってよかったよリハーサル。アプリの操作方法とかタイミングの取り方などを進行表にメモって本番に備えます。

2回目の公演(最初の本番)まで休憩時間です。
おまつり会場を物色して、おいしい食べ物を探します。
公開リハーサルをやっていた時からポン!ポン!と破裂音がして気になっていたんですが、原因はこいつでした。

「ばくだんおかき」

お米を圧力窯に入れて熱し、ポン!と釜の蓋を開けると出来上がる古式ゆかしいお菓子です。
開ける瞬間には威勢のいい音と派手な白煙があがります。

カメラを構えてシャッターチャンスに備えてると・・・
「あと30秒で爆発するよ〜」
POMB!!

せめてカウントダウンしてください。シャッターチャンス狙えませんよ(泣)

あ、ロボット音楽隊の1回公演見逃した!


<<つづく>>

  できんのか!5の裏側#3
さぁさぁ時間です!
できんのか!第1試合。ナガレゴールドVSサンダーボルト
煽り映像からスタートです。
時報ズッコケが今も健在なことに大満足なミステルタマオ総帥。そんな彼らの前にカナダの呪術師が挑戦してきたぞ! そんな内容。
映像終了後にリングアナ松田さんが念を押します。
「時報が鳴ったらズッコケる。そーゆう設定です。」
「合図があったらしゃかしゃかカプセルを思い切り振る。そーゆう設定です。」
「ご協力お願いします。」
(笑)

2台、普通にリングインしてしばらく普通にバトルをしていると会場におどろおどろしい音楽が流れ始めます。
こーなったらバトルは中断して画面に注目です。そーゆう設定です。
「はぁはぁ。コイツ手強いぞ・・・」
映像が流れてる間にスタッフはネジの入ったカプセルを観客に配ります。そして「思い切り振ってください!」の合図で思い切り振ります。
スタッフの動作はお客さんのお手本になるので、そりゃあもうオーバーアクション気味に(笑)

「か、体が勝手に動き出した!これが呪術か!?」
サンダーボルトと同じ動作をし始めるナガレゴールド。
「だけど音は出せるぞ!」 ♪ピッピッピッポーン
ここぞとばかりにスッコケるスタッフ一同。
オイラも服が濡れないように、リングサイドに敷いてある毛布に向かってズッコケ!! そして体を起こすと、リングを囲むトップロープの1本がビロ〜ンと弛んでいました。ナニガアッタノ?
「これが日本の魔術師の威力かぁ・・・ぐはぁ」
時報ズッコケと共に倒れたサンダーボルトをナガレゴールドがフォールして試合は終了。

スタッフ一同バックヤードに戻ると、レフリー浅野さんが
「ロープ壊しちゃった。てへ♪」
てへ♪じゃないでしょー(笑)
リングに向けて派手にズッコケた際にロープに体重を預けちゃった模様。テンションを張るためのスプリング部分が延びてました。

第2試合はサイドのロープを外して行う試合なので、壊れたロープはその間に回収して応急修理しちゃいましょう。


<<つづく>>

  できんのか!5の裏側#4
さてオイラの腕の見せ所、第2試合です。
公開リハーサルのおかげで段取りとタイミングは押さえたので、つつがなく前半終了。 11分間の休憩タイム・・・いやいや、ベルト探索映像の上映です。
リングアナ松田さんがそっと耳打ち。
「これ、あと1回やるんだよね。ちょっと俺、心が保たないかも(笑)」
オマタ氏の夢と情熱が詰まったベルト探索映像は11分の超大作。
出演者の時間をわざわざ割いてもらって作った映像だから、おいそれとカットは出来ない。1カット毎の思い入れも強い。その気持ちはよく解る。 …が、やっぱり11分は長い(笑)
「こりゃあ打ち上げの席で正座させて説教だな(笑)」

実際、観客はどうかと言うと、ポカンとした表情で見てます(笑)
イスに座ってる人達は最後まで見てくれるのですが、立ち見客は離れて行ってしまいます。お子さんは見てくれてるのですが、保護者の方が先に飽きるようで、手を引いてブースを離れて行ってしまいます。
それはまるで櫛の歯が1本、また1本と欠けていくかのように・・・(泣)
まぁ、あまりに天気が良すぎてテレビの画面が見づらいってのも原因の1つだったんでしょう。

さて、映像の中でドタバタやっていたロボット達が草加のリングに戻ってきました。ここから後半戦のスタートです。
第2試合はロボットバトルというよりは、ロボットコントです。はっきりと勝者までは決めていませんが、流れのスジは決められています。
くまたろう&クマヒコ」ペアがデュミナスを、 「こめたちょこちょこ丸」ペアがファントムを相手にします。
黒子が操る、一見どーみても”ぬいぐるみ”なクマヒコが多彩な技を繰り出し、デュミナスを追いつめます。くまたろうも大技を披露。
そして羽交い締めにしたデュミナスにクマヒコがトドメのジャンピングボディーアタックを仕掛けるも、デュミナスに避けられて、それはくまたろうにヒット! 誤爆!!
もんどりうって2体がリングから落ちてリタイア。
「ファントム&デュミナス」「こめた&ちょこちょこ丸」で普通にランブルを行い、終わらなさそうだったら、「こめた&ちょこちょこ丸」がリング外に追いやられて終了。

リハーサルではうまく事が運んだのですが、本番では何が起こるか、わかったもんじゃない!
誤爆イベント前にちょこちょこ丸がリングアウト!
しれっとリングに戻されるのか?と思いきや、リングアナ松田さんがゴングを鳴らしてリタイア宣言!こめたとちょこちょこ丸がリングから退場します。
まぁ、それでも最後は誤爆!で終わるのも面白いか〜と思っていたら、 羽交い締めしようと待ちかまえていたくまたろうが転倒、リング外へ!!

試合終了〜〜!(爆々々)
無情に響く試合終了のゴング。見せ場の大半を披露できずに第2試合が終了しました!

しっくりこない複雑な気持ちで退場音楽をスタートさせて、オイラの役目は終了です。
なんだかなー(笑)


<<つづく>>

  できんのか!5の裏側#5
第3試合はサアガとガルーのガチバトル。
ガルーがサアガに負けたら「即!インド送り!」・・・いやいや、「即!引退!」です。

と、書いておきながら割愛(爆)

そして最終公演が始まります。
まずはロボット音楽隊。
木琴を奏でるKinopy、 太鼓を叩くrsv3、 マラカスを振るミャノイ、 の3人編成です。司会は小田さん。

Kinopyの木琴演奏に合わせて、太鼓とマラカスを重ねます。この両名、アナログ操作です!(爆)
太鼓を叩くタイミング、マラカスを振るタイミングは、舞台袖に控えている吉田さん、GIYさんのコントローラー捌きに依るものです。なので微妙にズレたり・・・。でも、それがいい味を出していました。

お披露目はまだ続きます。2曲目はKinopyの弾き語り。
マイクがちょっと音を拾えてなかったような感じがしたけど、万事そつなく終了しました。お疲れさまでした。

さて、いよいよ「できんのか!5」最終公演の開始です。 吉村さんから送られたOP映像がガンガン流れます。
ミズタローン氏による対戦カードの告知、告知、告知。
それが終わると一転してミズタローン氏の挨拶が始まります。
「こんにちは。ミズタローンです。〜」
その途端、後ろにいた子供が呟いた。「なにあれ?」
一通り挨拶して締めの言葉でまた同じ子供が呟いた。
「〜ロボットを買って、来年は是非参加してください。」
「オマエに言われたくないよ。」
まぁミズタローン氏が何者で、この大会とどんな関係があるのかなんて、お客さんは知る由もないから、至極まっとうなリアクションなんだろうけど・・・。 子供は毒舌だあ(爆)
ちなみに、ミズタローンってこんな人(Aol Video)。ますます謎!(笑)


そして始まる第1試合。
例によって例のごとく説明映像が流れます。その間にシャカシャカカプセルを配るスタッフ。
この時間ともなると、流れを知ってる客が多いのか、単にテンションが高い客が集まってくるのか、観客のリアクションがよくなります。 試合も始まらないうちからカプセルを振るお客が多数。
「はいはい。まだ早いからねー。」
レフリー浅野さんがたしなめます(笑)

呪術発動映像が流れ出すまでは普通のバトルです。というか、プロレスです。
相手の技に対して、体を揺らす等のリアクションのモーションが入っています。おお!これはまさしくプロレスだ!!
ナガレゴールドのモンゴリアンチョップにはオマタ氏大絶賛!
「あのポーズ、振り下ろすタイミング、角度。もう完璧!!」
細かすぎて伝わらない選手権(笑)
できんのかスタッフにプロレスファンが少ないってのがイタイところ。

「黄色いのガンバレー!」 (しゃか!しゃか!しゃか!)
いや、それ違うからっ(笑)

舞台が熱を帯びてきた頃に、あの映像です。
よく見ると、リング上の呪術師・サンダーボルトは映像のセリフに合わせて身振り手振りを加えています。そして最後。時報アタックを喰らって倒れる際 「ぐはぁ・・・」 がくっ
中空に突き出していた腕がパタリと落ちる。
芸が細かいっ! 48ちゃん最高!


<<つづく>>

  できんのか!5の裏側#6
そして第2試合。大会プログラムを急遽変更!

運営席から見ていて、オマタ氏は子供の目の輝き具合の違いに気が付いたそうです。
ロボットが動くとき、身を乗り出して見ている子供たちが、上映中は、同じように見ててくれるんだけど身は引いている・・・。
オマタ氏、苦渋の決断。ロボットは動いてなんぼ。
最終公演開始を前にして出場者、スタッフが全員召集されます。そしてプログラム変更が通達されました。
「すいません。普通の5機ランブルにします!」
入場BGM、ロボの入場順、その他諸々の指示を矢継ぎ早に繰り出して調整を行います。
関係者全員、オマタ氏の意を汲んで動きます。

リングアナ松田さんから厳かにプログラム変更が伝えられた後、 煽り映像も、ベルト探索映像もすべて吹っ飛ばしてランブルの開幕です。
入場曲も新たに用意し、5台が順次入場します。クマヒコは辞退。

入場職人アミエさんが、ここぞ!というタイミングでボタンを押し、ゲートを開き…あれ?
「アミエさん、ゲート早く開けてください!!」
オマタさんからの指示がトランシーバーから飛び出します。が、ボタンを押してもゲートは開きません。
運営席からは慌ててるアミエさんがばっちり目撃できます。オマタさんはカーテンの向こう側なので見えません。

どうも、このタイミングで電池が切れた模様(爆)
入場ゲートはマイコン制御です。RCB−3でコントロールされてます。れっきとしたロボットなんです(笑)
ボタンを押している間はゲートを開けているように組まれていました。

不本意ながら手動でゲートを開け閉めし、選手入場を果たしました。

単純にロボット同士の壮絶な落とし合いとなった第2試合。
それでも、これまでで一番の盛り上がりで納めることができました。うんうん。

ちなみにタッグ戦のベルトは、先の試合結果が記録として残るため、「ファントムーデュミナス」ペアに送られます。
なんか、ブラックさん、ビスコさんが腑に落ちない顔してます。棚からぼた餅って感じ?


<<つづく>>

  できんのか!5の裏側#7
「できんのか!」は1日3回公演を行うスケジュールになっていました。
1日何回も行われる対戦ですが、記録に残るのは最終公演の結果です。各公演を締める第3試合、「サアガ vs ガルー」
公開リハーサルからこれまでの勝者はあくまでも「暫定」扱い。それでもガルーは全敗です。
もう後がないぞ!「負ければ即、引退!」

挑戦者ガルーの後から、前回の覇者サアガの入場です。
最終公演だけ樽状クラッカー(以前、地雷として使用したもの)付きの特別演出。 コントローラーのイガアさんと、リングサイドスタッフのしまけんさんとオイラで入念なタイミング合わせ。
花道の手前でポーズをとるので、そのタイミングで樽を叩きましょう。パカーン♪

頭にベルトを巻いたサアガは最下段のロープを持ち上げ、滑り込むようにリングイン。
リハーサルから再現性は悪くなってしまいましたが、ちゃんとリングインする様は見事です。

第1ラウンド!

「くままさんが試合に慣れないうちに仕留めないと駄目ですね。」
後でイガアさんそう語るように、ガルーの動きが良くなっています。いや、正確には投げづらくなってきています。
懐に潜られそうになると、バッと体勢を低くして堪えています。
傍で見ていて「こりゃしゃがみ過ぎなんじゃないの?」と思った程ですが、くままさんも死に物狂いだったとは後日談。
迫力のスピードバトルが繰り広げられていきますが、何やらサアガの調子がおかしい。 起き上がりに苦労する時があります。
「サアガ、コワレチャッタ!」
レフリー浅野さんがインカムで(楽しそうに)状況を知らせてきます。
よく見ると、腕のホームポジションが左右で違っています。肘がちゃんと動いていない様子。
それでも、いつもと支障ないくらいに動き回り、技をかけあいラウンドは終了。

なんか破損による波乱の終わり方もありそうな予感に動かされ、インターバルの間に担架をリング下に用意するオイラ。 はたしてコレの出番はあるのか?

第2ラウンド!

先ほどのダウンカウントはリセットされての第2ラウンド。
サアガの肘の不調はコネクタが抜けかけていたせいで、すでに復調。再びスピードバトルが展開します。
そしてその時、ソレは起こった。

「あ、スイッチ切っちゃった!」
入場ゲート横でガルーを操作していたくままさんが息を飲む。
横突きを繰り出したガルーが腕を引き戻す際、サアガの首後にあるメインスイッチを切ってしまった。
昏倒したように力なく座り込むサアガ。レフリー浅野さんのカウントが入ります。
「ワン!ツー!・・・」
通常ならこれでサアガのTKO負けで試合終了となるところですが、浅野さんはそうはしなかった。
「・・・大丈夫か?」
サアガのバイタルチェックをするかのように体に触れながら、さりげなくスイッチをON。イガアさんにサインを送って起き上がりを促します。
サアガを立ち上がらせたイガアさんは、ここで予め用意していたフラフラモーションを再生。サアガは意識朦朧としているかのように体を揺らしています。
そして、この機を逃さない実況アニメイダーさんの絶叫!
「ああ―――っと!気絶!サアガ、気絶してしまいました―――っ!
 前回チャンピオンが気絶してしまうほどの激しい戦いが繰り広げられていますっ!」

試合は再開。白熱のバトル再燃…。

この一連の流れを『奇跡』と呼ばずに何と言おう! 今、オイラ達は奇跡の目撃者となったのだ。

第3ラウンド!

「30分あるんで魅せる試合をお願いします。」
第2試合のプログラムを変更したためにタイムスケジュールが大幅に変更となり、主催のオマタ氏はイガアさん、くままさんにこんな依頼をお願いしたのでした。 それがこんな試合展開になろうとは誰が予想したでしょう?

カウントリセットで始まる第3ラウンド。これまでと同様に息詰まる攻防が繰り広げられます。
懐に入りたいサアガ。阻止したいガルー。
スリップダウンからお互い離れての試合再開は、間合いを詰めたいサアガには不利に働きます。
もつれにもつれたダウンカウント。せまるタイムリミット。
これは審査員による判定勝負になるのか!?と思った、次の瞬間。サアガがギリギリでガルーを投げ、試合が終了しました。

ベルトを防衛したサアガは早々にリングを去り、ガルーがひとり残されます。
「負けたら即、引退」
これからガルーの引退式が始まります。厳かに慎ましく、茜色に染まる草加の空に響く10カウントゴング…。

ガルーはリング上で四方に一礼し、花道を戻ってゲートに消える前に振り返り、そこでリングに一礼したあと、屹然と退場していきました。 夕日に輝くボディが感動の涙を誘っていました。


スタッフ、参加者みんなで「できんのか?(疑問)」を「できんのか!(驚嘆)」にかえる1日。
今回も大盛況な結果となったようです。皆さん、お疲れ様でした。


イベント終わって日が暮れて。
ロボット活動の休止を宣言しているアニメイダーさんは黄昏の中に消えゆき、 打上げの席ではオマタ氏を正座させての大反省会(嘘)次回に繋げるための意見交換が行われました。
「できんのか!6」もがんばりましょー!


<<おしまい>>


私信
活動を休止するアニメイダーさんにSPTレイズナー最終回のアーサーのセリフを贈る。
「みんなこんなに待ってるんだぞぉ―――。早く帰ってこぉ―――――い!」
復活の日を心待ちにしてます。


■戻る