わんだほーの裏側#1 |
週末、実家に戻ると退屈なくらい時間が余っていたので裏側レポートを書いてみる。実に久方ぶりだ(爆) 回を増すごとに荷物が多くなってくる「わんだほー」 リングと競技グッズと協賛品で車内は一杯一杯。今回はこれに150Wスピーカーが加わることに。 絶対無理だろー!と思っていたら全て積み込めてしまう、この不思議(笑) まぁ協賛品のいくつかは会場受取りだったので、そのお陰かも。 朝6時にすべての準備が整ったので、出発時間の8時までしばしの仮眠。 で、出発。 リアサスは沈みきり、後方視界も著しく悪い30年ものの車を慎重に操ってテレコムセンター前へ。 おお、これが今回の会場だー。しばらくココで働いてたけど、この角度からビルを見たことなかったなー と信号待ちの間に写真をパチリ。 対向車がみんな左折するので、これは向こうは左折信号か?と思って、車を右折させようとしたら すごい勢いで近づいてきた直進車がけたたましくクラクションを鳴らして通り過ぎた。 よかったよ出足の遅い車で。下手してたら会場目前で交通事故起こしてました(笑) 時間とおりにテレコムセンター1Fに行くと、すでにスタッフの過半数が集まっていました。 「なんですか、その『ぼくのなつやすみ』みたいな格好はっ!」 「いしかわさん、それじゃあ『山下清』ですよ!」 白のTシャツに長半ズボン姿でおにぎり食べてると、こーゆう評価になるそうです。 会場がオープンしたので、まずは荷物の搬入。人海戦術で車内の荷物を会場へ。 オイラは指図専門なので非常にラクチン(爆) そして展望台では会場の設営が待っているのですが、指示待ちがすべてオイラに集中。 そこにパイプイス100脚や長机10台が波状攻撃をしかけてくるので、軽いパニック状態に。 「いしかわさん、奥の長いす動かせないんで、そのまま使っちゃいましょう。」 「机、こっち向きのほうが人が多く座れるから、それでいいですよね。」 勝手に動いてくれる現場で、ホント助かります。 会場のレイアウトも決定し、学生スタッフへの仕事内容の説明も済ませ、 snさん、かがりさんが選手受付のために階下に下りて、会場は開会時間を待つ雰囲気・・・なんですが、 オイラにはその前にやらなければいけないことが。賞品の割り当てです。 人に恨まれたくないので、大会が始まる前に決定しておかなければなりません。 はじめは手元に届いていなかった浅草ギ研さんからの賞品を空き順位に埋めればいいか〜、くらいに思っていたのですが、 想定外なところから当日渡しの賞品が集まってしまった。どーしよう(笑) ま、適当に振り分けときゃあいいか(爆) そろそろ開会時間。客寄せにBGMでも欲しいよねー。ところで何で音が出てないの? 「そりゃあ、snさんが受付用にPC持ってっちゃってるからでしょ。」 「採点PCまでケーブルは伸ばせないの?」 「――っ 無理っ!」 「あぁ、そーなの(泣)」 採点用PCまでケーブルが届かないので、開始直前までBGMなしです。・・・これは改善点だな。 《つづく》 |
わんだほーの裏側#2 |
会場がL字をしていて客席からバックヤードが見渡せなかったので、
恒例の自己紹介コーナーは一人づつ客前に出ていただく形式に。 そして登場の問題児「アルミィ」 オマタさんが「品格を問われるロボット」と自身のHPに書いていたので、どんなロボットを作ってくるのかと思えば・・・ 端的に言って、キノピーをアルミホイルで包んだような見た目です。 「あー、コレだからアルミィって名前なんだぁ」 運営席からそんな声が漏れてきます。 「こんにちはぁ、僕、アルミィ。僕は〜アルミのロボット〜。よろしくねぇ♪」 オマタさんの腹話術で挨拶(笑) ちなみに、順番で言うと次はキノピィ。小田さんがやりずらそうに見えるのは気のせいか? 「こんにちはぁ、僕、キノピィ。僕は〜おもちゃのロボット〜。よろしくねぇ♪」 しかしキノピィは動じない(笑) さぁ、いよいよ第1競技「ダッシュ!2000」の始まりです。 まず第1戦はドカはるみvsサアガ。 1m超のドカはるみと対戦させてヒケをとらないのはどのロボットだろう?で白羽の矢を立てたのがサアガ。 でっかいロボットとちっこいロボットの組合せは面白そうだ。 「ははぁ。これは出オチですね(笑)」 対戦順決定前のお伺いでsnさんにそう評された対戦。 決めた後で、こりゃあカメラの画角に収まるのか?とちょっと躊躇したけど、ま、なるようになるってことで。 腰をクネクネと動かしながら歩く容姿に「色っぽい」との声がかかります。 「ロボットで“色っぽい”と声がかかるなんて初めてなんじゃないですか?」 助っ人参加のG−DOG。かつさんのマロンです。 調子の悪いRANDYの代わりに出場し、やってくれましたよ。 パイロンを回るかなーというところで後ろ足を片方あげてマーキングを・・・。あれはオスだったのか(笑) 「やはり本能には勝てないのかーっ!」 アニメイダーさん大絶叫。 そのまま帰ってくるかと思いきや、もう1つのパイロンにもマーキングして帰ってきました。 かつさん、GOOD JOB!(笑) 初回の取組みには途中の選手にドタキャンがあっても、この対戦は崩させない!という、とても職権乱用な組合せがあります。 その1つ、ヴェークバイザーvsゴーレム君。 別名「サグラダファミリア対決」 スタートと同時に「しぇ―――!」なポーズを決めて倒れる 足踏みに近い足取りでジリジリと進むゴーレム君。 「回れない」 と人形つかいさんが言うので、パイロンターンなしに変更。 「ルールが変わってるよぉ」と客席から囁き声が・・・。その声を聞いてか聞かずか数回倒れて戻ってきました。 ゴーレム君のオーナーは女性なので起き上がりも内股なのね。(違うか) 試合の動画はRobotWatchで(笑) 他の試合内容は例によって例のごとく「散在心理学実習講義200X」で(笑) 《つづく》 |
わんだほーの裏側#3 |
続いて第2競技「ボトルトラクション」 巨大なカンジキを履いて、常識はずれな本数を押していくサアガを間近に見ながら、これは何か手を打たないと駄目かなぁ〜、なんて思ってみたり、みなかったり。 気をつけないと時間がずるずる押してくる鬼門な競技『ボトルトラクション』 原因はわかっているんですよ。リングサイドで芸術的な積み込みをする方が多数いらっしゃるからなんですよ。 なので前回から本数に上限を定めてこれに対処しました。 (事前に購入するペットボトルのカートン数を減らす狙いもあります。だって車に入らなくなりそうなんだもん) 今回、呼出し係のスタッフが次の走者の準備を整えてくれて、順番になり次第すぐ競技開始することができました。 ありがとうございます。 ただ、このような流れにすると台車が不足することになって、競技終了から大慌てで台車を回収したりして、 観客に慌しさを見せてしまったようにも感じられます。 次回は台車の数を増やして対応したいと思います。準備よろしくね>TOBYYさん(爆) ROBO−ONE界の大型ハリケーン、で・か〜る。 長い腕をぶんぶん振り回すスタイルでお馴染みのロボット。 今回も台車にすげー本数を刺しています。そして気になるその姿勢。なんかイヤな予感が・・・ 「用意、スタート!」 ぐばしゃー! 案の定ぶちまけました(笑) 台車の中をぶちまけた場合はスタートに戻って積み直しです。時間は刻々と過ぎていく。 再スタート! ぐばしゃー! 2回ぶちまけてお笑いモードに切り替えたそうです。 制限時間終了とともに3回目をぶちまけての競技終了でした。道楽、さん・・・外さないねぇ(笑) 衝撃の1戦、ロボ子P1vsオサル2号。 いや、オサル2号は悪くない。問題はロボ子P1。 「メイドはやっぱりこのスタイルでしょう。」 と紙皿にヤクルトを乗せて準備万端の構え。いや、運ぶのはショート缶なんだけど・・・。まぁいいや、メイドだし(笑) そして彼女は歩きは初めて3歩目くらいでバランスを崩し、前に傾ぐ、傾ぐ、傾ぐいていく・・・。 きゃー!支えて!支えて!!・・・ちょっと!なんで支えないの!? ロボ子の自重と重力加速度を一身に浴びてヤクルトは破裂。ヤクルトの飛沫が運営席のTOBBY氏にまで届いたとか。 「トレイのものをこぼすようなメイドは失格!」 まさに『ドジッ娘属性』が付与された瞬間です。 ロボ子P1はボトルトラクション史上初となる「運搬対象の破断によるリタイヤ」となりました。 メイドのドジはオレンジ色の服を着た執事達がフォロー(嘘) そしてしばらくは会場にヤクルトの匂いが漂うことに・・・。 試合の動画はRobotWatchで(笑) 他の試合内容は例によって例のごとく「散在心理学実習講義200X」で(笑) 《つづく》 |
わんだほーの裏側#4 |
対戦相手を並び替えて、第3競技「サイコロシュート」です。 さて、至近距離でヤクルト炸裂弾を浴びたオサル2号。なにやら「くちばしユニット」が付いてます。 サイコロに近づいたオサル2号。サイコロに噛み付く!!そしてリング際まで運ぶ!!!わははは、すげー♪ アルミフレーム、サーボばりばりなロボットの中で孤軍奮闘するタミヤの工作パーツ製ロボット。オーナーは小学5年生。 お母さんは「こんな反則技で〜」と恐縮しきりでしたが、オイラの見解ではあれは腕で抱えるのと同意とみました。 まぁ「わんだほー」は弱い機体には優しいので『工夫』のレベルに収まっているうちは黙殺します。 でも、その工夫がトータルパフォーマンス的に見て『えげつない』レベルになった場合には注意します。 こんな変則な対戦で零型さんは戦いづらかったかと思います。それでも最後までちゃんと相手してくれた零型さんにこの場を借りてお礼を。 前回大会でこの競技をおおいに引っ掻き回してくれたサイコロ1号がサイコログレートとなって登場です。 対戦相手のマノイさんに「自爆攻撃があるから注意してね(笑)」と、そっと耳打ち。 試合開始、サイコログレートはいきなり外装をパージ! それじゃあ只のグレートだろおう! ゲームは本物のサイコロは無視して、外装サイコロを落とす展開に・・・。 パージしたサイコロ外装は組合わせて2個のサイコロにすればよかったなーと今、ちょっと後悔してます。 あんな面白い素材をうまくゲームに生かしきれませんでした。反省(笑) オーバースケールな対戦。ドカはるみvsメカコーギー。 子供の足元で犬がサイコロと戯れるの図。よくまぁこんな対戦が成り立つもんだなぁ〜と妙に感心したり。 でも最戦線は気が抜けません。 ドカはるみとロボ子P1とゴーレム君は“最要注意ロボ”。どう倒れても大丈夫なように絶えず気を配ります。 この対戦はドカはるみの電池切れで幕。のこり数十秒を残してフィールド上に座り込んでしまいました。 よかったよ、何事もなくて(笑) ちなみに対戦相手のファイマン武居さん。対戦中は終始、娘さんが首に抱きついています。・・・お父さんは大変だぁ。 生ける伝説ゴーレム君。対戦相手は大型ハリケーンので・か〜る。 ボコボコに殴られてゴーレム君が壊れるんじゃないかと思いきや、台風の目の位置(で・か〜るの正面)に陣取って被害から逃れています。 そして振り回した孫の手がサイコロを引っ掻いてオウンゴール。 これがそのままゴーレム君の決勝点となりました。伝説の1勝です(笑) 「コッチ向いた!ミルフィ可愛いっ♪♪」 ミルフィが運営席側を向いた途端に、ものすごい私情をはさんだ解説を始めるアニメイダーさん。 気持ちはわかる。わかるぞぉ(笑) 試合の動画はRobotWatchで(笑) 他の試合内容は例によって例のごとく「散在心理学実習講義200X」で(笑) 《つづく》 |
わんだほーの裏側#5 |
キューブの前の長い休憩時間に木琴奏者キノピーがデモを。 今日のキノピーは気合が入っています。木琴がいつもと違って2段になっていますよ。音階の幅も広そうです。 奏でる曲は「飛べガンダム」 誰もが知るあのアニメのオープニング曲です。 ちゃんと長音のときに木琴を連打するんだよ〜。 バックヤードで披露していたのを、もったいないのでメインステージに引っ張り上げました。 ただ、JASRACは楽曲が配信されることに対してメチャクチャウルサイ、らしいので配信しない休憩時間に 会場でのみのサプライズということになりました。 お台場ガンダム、わんだほーお台場開催に合わせて、こーゆう仕込みを入れてくる小田さん。流石です。 そして、この写真のすぐ脇にはサンライズの井上さんが(笑) 製作元の前で披露するってのは、どんな気分なんだろうなー。 でも待てよ。井上さん、ROBO−ONEサッカーを放っといて、こんな場所にいていいの?? 休憩中のデモ第2弾。Robovie−iによるダンス。 自ら「崖の上のポニョ」を奏でながら、曲に合わせてダンスします。 ちょっとリングとの相性が悪かったようで姿勢制御にてこずっていましたが、軸数の少ないロボで多彩に表現しています。 そもそも、このRobovie−i。名をトリプルテールと言いますが、以前、アニメイダーさんとの果し合いに勝利しています。侮れないんです。 さて、最終競技「キューブ」です。 なんとここまでキッチリ時間とおりに進行しています。遅れも進みもありません。 こんなことは「わんだほー」初です。ぴしいさんとアニメイダーさんのダブル司会が功を奏しているんでしょうか? 口をすっぱくしてルールを説明しているのに、相変わらずキューブを敵陣に運ぼうとする選手が若干名。 まぁそれもキューブの醍醐味ってことで放置しましょう(笑) 今回、助っ人ロボが4台集まりました。 アニメイダーさんのマノイオー。かつさんのマロン。アミエさんのエミア選手。山本さんのトリプルテール。 せっかく持参してくれたので、どこかで表舞台に立たせたい。 そんな中、キューブの組合せで数があわなかったのでトリプルテールを組入れ、その対戦チームのメカボンBRXがホームポジションの設定しかできていない (メカボンBRXはこれまでの競技をすべてキャンセルして、ロボの調整を行い、やっとホームポジション設定までこぎつけたのでした) ので、エミア選手を組み入れました。 ・・・助っ人の配置を逆にすればよかったかもしれませんね。トリプルテールはRobovie−i。戦闘力は皆無(笑) かつさん、零型さん申し訳ない。 大会中は司会者、解説者が共につっこまなかった(つっこめなかった?)「湘南ライナーズ」 プレーヤーがキティちゃんの頭巾をかぶって登場です。 大会写真を見返すと「ダッシュ」も「ボトルトラクション」も「サイコロシュート」もみんなキティちゃんです。 どーして? 何故なの?? 謎(笑) もっと見返すと、各競技のプレーヤーが違う人なんですよ。 普通チームで参加の場合は、役割分担を行っててプレーヤーは同じ人というケースが多いのですが、 このチームは全員参加です。いいチームですね。 そんな「湘南ライナーズ」に業務連絡。 わんだほーの賞品を渡せませんでしたので、送り先を連絡くださるか、練習会に遊びに来てください。 (BBSにメールアドレスを入力いただければ、おって返信します。メールにて住所を教えてください) 試合の動画はRobotWatchで(笑) 他の試合内容は例によって例のごとく「散在心理学実習講義200X」で(笑) 《つづく》 |
わんだほーの裏側#6 |
予選競技が全て終了しました。 大会が競合して強豪がROBO−ONEサッカーに参加していたり、JSRC選抜ということでJSRC規格ロボが増えたり、と、 いつもとは違う感じになった大会の成績上位はたして? 1位:サアガ(イガア) 2位:ダイガック(アキツカ) 3位:マンボー(東京理科大学ロボットクリエーターズ) 4位:ゼルファー(白風M) 5位:メロンまん(チャーリー&パクちゃん) 学生の活躍が目立ちます。 ゼルファー大躍進ですね。これでいつまで『初心者上等!』を言い続けるのか、楽しみなところです(<意地悪) それでは決勝戦の前に、5位以下の機体をすべて投入してランブルです。 ランブルは相変わらずのはちゃめちゃで阿鼻叫喚な世界なので詳細は省略(爆) 詳しい試合模様を知りたい人は「散在心理学実習講義200X」で(笑) ランブル優勝はオマタさんのアルミィでした。 「アルミィさんに勝利の一言を!」 「・・・。 やったぁ♪」 オマタさんの腹話術、再び炸裂(笑) あとは本線を残すのみ、という頃、ギャラリーが外の景色を見て騒いでいます。 なんと虹が出ていました。それも二重に。 テレコムセンター21階の展望台は東京夜景100景に選ばれるほどの夜景スポットです。 夜景にはちょっと早い夕焼け空でしたが、虹の浮かび上がる景色はなかなかに幻想的でした。 「手の空いている者は窓を見ろ!」 「ビデオに撮っておきます。」 「よし、許可する」 ガンダムの1シーンの再現ですよ。 「まさか『わんだほー』でこのセリフがリアルに聞けるとは〜」 まったくだ(笑) 《つづく》 |
わんだほーの裏側#7 |
下書きが尽きました。しばらくお待ちください(爆) |