わんだほーの裏側#1 |
それは大会の数日前から始まった。 仕事中のオイラにPHSが鳴る。アドレスにない06ナンバー。出てみるとJR PROPOのZakさんだった。 「送った荷物が落とされた挙句にトラックに轢かれたって連絡が入ったので再送します。 到着が少し遅くなります。」 事実は小説より奇なり。そんな冗談みたいな話が実際に起こるつーとこが吉日魔空間。 まー何というか、コワレモノな荷物を落としたり轢いちゃまずいだろー『ゆうパック』さぁん! そんなこんなで大会前日。朝一番で「行けなくなったー」とあるば〜とさんから連絡を受けたこともあり、 部屋の掃除もせずに大会準備。土曜日必着の賞品が次々到着するもんだから部屋の中はえらい事態に。 そんななか、再びPHSが鳴る。近藤科学の平井さんから。 「いしかわさん、すいません。大会貸し出しのリングなんですが、7枚しか貸し出せません。」 ええーっ 「1枚はRTから借りてください。話はつけてありますし。同じ規格だから問題はないですから。」 消えた1枚は大ロボット博にあるって話。納得(笑) 夕方、TOBBY氏を拉致して『吉日運送』を組織し、秋葉原までリング回収にし。 そこでの練習の際にボトルトラクションで大量本数を運んでたよーなんて情報を耳にして嫌な予感がよぎる。 その後、銭湯で禊をすまし、なじみの焼き鳥屋で年末の約束をはたしてから帰宅して大会準備を本格化。 それでも周波数割り当て、エントリー順、賞品分配表はすでに完了していたので気分は楽。 徹夜作業となろうから作業の前に夜食を買出しに行こうってことでコンビニへ。 お菓子をしこたま買い込んで帰ってくると、このHPでは有名な事故多発交差点で後方から来た右折車とオイラがニアピン賞。 TOBBY氏が思わず「危ないっ!」と叫んだくらいの超接近遭遇。 そのとき運転手は携帯電話を耳に当ててハンドルを切っていました。 オイラの目の調子がもう少し良ければ、車のナンバーをここに晒したのになー。ちっ 気分を取り直して作業開始。 snさんが提唱している『大会の小冊子をお客さんに配ろう』に賛同しているオイラなので、自分主催の大会の小冊子を用意する。「わんだほー」の小冊子はA4で2枚分。 実は前回も用意したのですが会場近くのコンビニのコピー機が両面コピーできないヤツで、しかたなく2枚をホッチキス止めしたという苦い思い出が残ってるので、今回はちゃんと自前で両面コピーを行う。 前回大会用に買ったレーザープリンタも両面印刷には対応していないので手作業で。 片面を印刷して、それをトレーに戻して両面印刷を実現させる。・・・家内制手工業(爆) TOBBY氏は採点記入用のポストイットに一工夫。 「わんだほー」では計測係がポストイットに記録を記載し、それを採点システムに入力するという方式をとっています。 無地のポストイットでは後から見直したときに誰の記録か判断ができない、ということがあったので 罫線をいれて入力フォーマットを具現化する。アイディアは素晴らしかったが、実現は苦役の道。 @エクセルで罫線入りの枠を作成し、印刷して大きさの調整。 Aちょうどいい大きさに決まったら、複製してA4サイズに並べる。 Bそれを印刷。 C印刷された紙の罫線の位置に合わせてポストイットをはる。 D再び印刷。 Eポストイットを回収。必要数になるまでこれを繰り返す。・・・家内制手工業(爆) 夜中の2時3時にやる仕事じゃないよな。黙々とダッシュ用、ボトルトラクション用、サイコロシュート用を作成。 「こーゆう非生産的な作業は他の誰かに頼めよー」 「だから君に頼んでるんじゃないかー」 「な〜るほど、そっかー。ってなんじゃそりゃー!!」 「はいはい、手を動かしてー(笑)」 「うおぉお!手順を動画にしてYouTubeにアップしたいくらいだ!」 夜中の4時を過ぎたころには大会準備は一通り完了。 で、大会後にあるであろうカラオケ大会に向けてレパートリーを増やすべくYouTubeめぐりを開始(爆) 平野さんやB作さんに遅れをとってはならないのだ!だ!だ!だ! 夜が明け始めた頃に賞品その他モロモロを車へ搬入。 今回は賞品を集めすぎたようで後部座席だけでは入りきらず、助手席までも荷物で埋まる。 助手席が埋まったとゆーことはTOBBY氏は乗って行くことができないとゆーことなので動き出した電車で一旦帰宅することに。会場で会おう! さてさて、今回の大会ではSDレイズナーも助っ人として出場する機会があるので整備をしないと。 肩のカッティングシートが剥がれているので新調。でもカッティングシートを切るのにはPCを起動しなくちゃならないし、PCを起動するには車に積んだ液晶ディスプレーを戻さなきゃならない!・・・何やってんだか。 ちょっと意識を失いつつ(この時間が唯一の睡眠時間でした)、ゲキレンジャー、電王、プリキュアを見ながらの作業。どっちかってーと見てる時間のほうが長い(汗) 会場は9時に開くってのに、9時ちょっと過ぎまで自宅作業。この辺がオイラの遅刻ぐせが治らない原因だな。 ロボット積んで、忘れ物チェックして出発!いざ行かん文京シビックセンター! 波乱の1日はこれから始まるのだー。 《つづく》 |
わんだほーの裏側#2 |
文京シビックセンターには10時ちょい過ぎに到着。 会場に顔を出すと snさんと 大日本技研のたなかさんがまったりとしていました。嵐の前の静けさ。 「いしかわさん、どうしましょう。この会場、予備の机も椅子もありませんよ。」 「あー。あるもんで何とかしましょう。」 選手控え室に十分な机と椅子がなかったのはこんな理由から。 そうこうしていると法政大学の面々が到着。今回は彼らに運営スタッフをお願いしていました。 人手が集まったので車から荷物を降ろし、会場の設営を開始。 限られた机と椅子で参加者をまかなうにはどうしたらいいか? あーでもない、こーでもない、と机を動かして・・・でもどうやっても40人分を収容する算段は見つかりませんでした。 「まぁ40人全員が来るってこともなかろうし、後は参加者の自主性にまかせよう。」 選手控え室に十分な机と椅子がなかったのはこんな理由から。 (ナベ☆ケンの面々が大挙して来場した時には血の気が引きましたがー) フィールドを組み立てて会場のバランスを見る。 それに合わせて観客席(といっても椅子を並べるだけだけど)や運営席を設営する。 運営の鍵を握る採点システム。とってもコンパクトなVAIO−Uがここまで大掛かりに! 外付けのキーボード、マウス、液晶ディスプレー、レーザープリンター(爆) 傘立てを利用して協賛各社からかき集めた賞品を陳列。 今回もすげー量になりました。 個人の厚かましいお願いにお応えいただき、本当に有難うございます。 次回もよろしくお願いします(笑) そんなドタバタの設営劇を、出来たばっかりの観客席からカメラ片手に観察している男性が・・・ 「もしかして取材の方ですか?」 「あ、いえ。BBSで何度かお世話になっています。コムムスです。」 「あーすいません。どうも初めまして〜」 実は今大会は東京新聞さんの取材が入っていまして、てっきりその記者さんかと思ってました。 コムムスさんからは差し入れを頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。おいしかったです。 今回の会場は地下ということもあってか携帯電話・PHSが圏外でした。 過去の経験上、必ず何人かがオイラのPHSに緊急連絡を入れてくるので、電話が不通というのは大問題。 そこで法政大スタッフにPHSを渡して電話番を任命! 「これ持って電波の入るところに立ってて!」 すると・・・ アニメイダーさんから「今、王子っす!これから乗り換えて向かいます!」 人形つかいさんから「1時には間に合わないのでー、ボトルトラクションから参加しますー」 案の定だ(笑) 会場は消費生活センターの奥の研修室。B2Fのエントランスから覗くと暗がりの奥にあります。 はっきり言って、この奥でイベントやってるとは思えません。 で、ROBO−ONE大会で使用するスロープを会場の外に置いてみた。 調整する方たちの人垣が外を歩く人たちの気を引いて、うまく客寄せパンダになるかなーと思ったのですが効果のほどは謎。 そもそもスロープの存在感が薄かった、なんて話も。 客寄せの最後の望みは「ポスター」。でもそれは今、アニメイダーさんと一緒に移動中。 「ところでアニメイダーさんは?」 「さっき王子で乗り換えるって電話だったよ。」 「じゃあ、もう到着してもいい時間ですよ。」 「また渋谷あたりで彷徨っていたりしてー(笑)」 なんて言ってた時にアニメイダーさん到着。 「なんですか、どうせ迷子になってたなんて話をしてたんでしょーっ!」 ど、どど、どこかに盗聴マイクでも仕掛けられていたの?・・・な、な、なんで分かったんだろう??(爆) 12時半を過ぎた頃から受付を開始。 参加費を受け取り、名札と成績表を渡して名簿にチェックを入れていきます。棄権した選手をBBSの書き込みなどで確認します。 13時近く。まもなく大会開催時間なんですが、まだ受付を済ませていない選手が数名・・・。 机の上に並べられていた残ってる名札を見るなり、TOBBYさんが走り出します。 「ちょっくら行ってくるよっ!」 で、もれなく 吉田さんと B作さんを保護して戻ってきました。 「もうね、並べられた名前見てピン!ときたよ(笑)」 さすがです。 「いやぁ、2Fってことだけは覚えていたから、最初に地下2階を覗いたんだけど、 とても大会やる雰囲気じゃなかったから2Fに上っちゃったんだよ。そしたらB作さんもいてさ〜」 いてさ〜 じゃないですよ。吉田さんは確か前回大会の時も他の階で探していたでしょ! 次回は階数を大きなフォントで表示することにしますよ。間違えないように(笑) さあ時間だ!大会開催だー。 《つづく》 |
わんだほーの裏側#3 |
「snさん、吉日ブギウギの初音ミク版ってあります?」 「いえ、持ってないですよ。」 「だーかーらー!そーゆうことは想定のうちなんだよっ(怒)」 USBメモリからダウンロード。その危機管理能力素敵です♪TOBBYさん♪♪ そんなこんなで吉日ブギウギ(初音ミク版)を掻き鳴らしつつ大会開催です。 役職柄、短いスピーチをする機会は少なくないのですが、いつも話のまとめかたに失敗しています。 すでに何をしゃべったかは覚えてないのですが、うまくまとめられなかったことはしっかりと覚えていたり(汗) 話す時に視線を回りに逐次投げることと、手を腰に当てっぱなしでしゃべらないことを次回の課題にしよう。 菅原さんレベルくらいまでスキルを磨いていこうと・・・思うだけで終わってしまってるんですけどねー。 今大会から優勝者にはトロフィーを手渡すことになりました。(今まではリサイクルしてました) で、偶然なのか狙ってか、過去3大会の優勝者が全員揃っているというとんでもない事態だったので、 ちょっと時間を作ってもらい過去優勝者のトロフィー授与式を。 ライターの梓さんから 「トロフィーはカップの部分を持って横倒しで手渡すものじゃないでしょー。」 と途中つっこまれた事はココだけの話に(笑) 表舞台の予定が終われば裏方作業。 アニメイダーさんの司会進行でエントリーNo.の若い順に自己紹介が行われている裏で「ダッシュ!2000」の対戦相手の微調整を。 「わんだほー」のエントリー順のなかにはオイラが個人的に見てみたい対戦というのがあります。 ・・・あります、というか対戦を意図的に仕組んでいます。 今回の対戦でどうしても外したくない対戦が 「たぬたぬさん vs フルフィ」 これが棄権者の関係でずれてしまっていました。 もともとエントリー順は実力的に均衡している(と思う)順番にしているので下手に動かせない。 どうしよう?と困っていると c4cronoさんが Battistradaではなく、ストック状態のROBONOVAで出るとのこと。 らぁっきい〜♪ ROBONOVAがノーマル状態であることを確認して順番を下げて「たぬたぬさん vs フルフィ」のカードを死守(笑) という悪巧みをしてたんですよ、あの時間に。 ほぼ定刻どおりに「ダッシュ!2000」がスタート。 競技の内容はおなじみ「散財心理学実習講義200X」第4回わんだほーろぼっとか〜にばる観戦記で。 「わんだほー」の運営で毎回気をつけている事は「大会進行」です。 前回は大会後半で選手呼出しがうまく機能せずにスタート準備に時間をとられていた反省から、 選手呼出しとスタート準備に関して、担当スタッフに念入りにお願いをしました。 今回は法政大学電気研究会がスタッフとして協力してくれたので本当助かりました。今までは兼任でしたから。 「すごい戦いでしたねー。おめでとうございました! 次の選手の方の準備はよろしいでしょうか?よろしいですね? それでは!スタート!!!」 呼出係はキッチリと競技中に次回出走者を呼び出し、スタート準備をさせています。 アニメイダーさんはこれまでの経験からずるずるやってると時間がおすことを知っているので スタート準備が整っているのを見るなり「スタート!」の号令をかけていきます。 これが殺人的なスムーズ進行を実現させました。犠牲者はオイラ(泣) 「わんだほー」の競技終了から採点までの流れは次のとおり。 @計測係がポストイットに記入 Aそれを持って選手が採点係の元へ B各選手が持っている成績表に記入 C間違いのないように採点システムに入力 Dポストイットを回収 まぁ1人分の処理に10秒くらいかかってます。で、試合が20秒ペースで消化されるもんだから休む間がまったくない。 息継ぎなしで泳いでるというか、息を吸う時間も取れないというか、そんな感じ。試合を観戦する余裕すらない。 なので吉田さんが「2往復しちゃいました〜」と言ってきた時も何のことか分かりませんでした。 (「散財心理学実習講義200X」のレポート読んで、やっと分かったくらい) 「さぁ次は注目のたぬたぬさん、フルフィ戦です」 「あー見たい!見たい!見たい!見たいー!」 「なに言ってるんですか。ちゃんと記録入力しててください。」 これを見なくば何のために対戦を調節したのか意味がないじゃんよー! 意地でも見た(笑) で「ダッシュ!2000」は想定していたよりも30分も早く終わった。進行早すぎだろー! まぁ30分時間の貯金ができたってことでーと諭されて始まった「ボトルトラクション」 今回は各大会で上位にいるような方々が多かったので、ひと波乱あるなー、ゲームバランス大丈夫かなー、と思っていたのですが案の定でした。 大会開始前から注目を浴びていた遊さんのivre-VIN。 カゴ3つと会場中のペットボトルをかき集めた25本で挑戦。 まとめたカゴの1つに長い腕をズボーっと差し込んだのには「それはありかよー」と心の中で叫んでました。 まぁ“何でもアリ”が「わんだほー」なんですが(笑) なので 車輪つきロボの wheeler に対しては 「車形態で押してもいいよ。」 なんて言ってみたり。 「意図的に触れずに解説してきます!」 アニメイダーさんもわかってらっしゃる(笑) 大会にいい色合いが出たと思います。人型に納まらない機体、大好き(笑) 遅れてきた人形つかいさん。ボトルトラクションから参戦です。対戦に半端がでるのでオイラがSDレイズナーで対戦することに。 フィールドの端に立つと、視界一杯ぐるーっと人垣が出来ています。 「うわー♪ここからはこんな景色が見えるんだー♪」 心臓バクバクさせながら感動に浸ってました。 だってオイラ出たかったんだもん♪「わんだほー ろぼっと か〜にばる」♪♪(爆) SDレイズナーは129cm×1本(押)という記録でした。 さすがは4000番サーボパワー(笑) 貯金の30分はすでに使い切って「サイコロシュート」のスタート。 4つある予選競技の中で開催時間が一番長いこの競技。 「わんだほー オブ わんだほー」と称されるくらいの人気競技ですが長時間ゆえに後半にダレさを感じてしまいます。 なので競技時間を2分30秒に短縮してみました。うまくダレさを払拭できたように思います。 また、2×2のフィールドを観客席に対し斜めに配置して見やすくしたつもりなんですが、どうだったんでしょう? 小道具にも凝ってみました。 競技の残り時間がわかるように大型7セグメントLEDによるカウントダウンタイマー「ドデカクロック」です。 平野さんにお願いして作ってもらいました。 「いしかわさん、競技時間は何分ですか?」 「2分30秒です。」 「・・・。」 「デカクロック」への30秒単位の時間指定は仕様外(笑)出番は「キューブ」に持ち越しに〜 前2競技の成績で対戦相手を組みなおすので、意図しない面白い組み合わせができます。 竜鬼Uのコイズミさんから 「相手はサッカー専用機じゃないかー」 なんてボヤキが。でも、その対戦相手 fighting-γ にキッチリ勝利してるやん(笑) さて予選競技もいよいよ大詰め。最後の予選は団体戦「キューブ」ですよ! 《つづく》 |
わんだほーの裏側#4 |
団体戦「キューブ」は準備に時間がかかるので競技前の休憩時間を長めにとってあります。 文京シビックセンターの地下2階に広がる「区民ひろば」と呼ばれる空間では司会のアニメイダーさんが休んでいました。 「お疲れさまですぅ〜。」 「お疲れさまっス。どうしたんですか?こんな場所に出てきて?」 「ここなら電波入るんでネットにつないで「キューブ」の競技時間を調べようと(笑) ・・・あ、3分だ3分。」 「あ!風船の用意! 忘れてた!」 脱兎のごとく会場に戻る大人2人(笑) (風船はチームが一目瞭然なように機体につける目印として使っています。) これまでの成績でチーム編成して団体戦を繰り広げる「キューブ」 採点システムがはじき出したチーム割について遊さんから一言が。 「これ強すぎでしょー。」 指差したチームは第1試合Bチーム「ナアガ、 T-Storm、 BLACK TIGER NEO」確かに KONDO CUP有名どころが勢ぞろいだ。 じゃあ足手まといにってことオイラがこれに加わり、また相手側に AEROKID2 を組み入れて4人対戦としました。 SDレイズナーは非力なので戦線を遠回りして相手陣地のキューブを落とす戦法をとりました。 誰からも相手にされず、一人隠密行動的気分に浸っていると、すかさずアニメイダーさんの実況で指摘される。 「さぁ!誰も見向きもされないSDレイズナーが単身、キューブを落とそうと狙っているーーーーっ!」 見逃さないのね。さすが名実況! ROBO−ONE高松大会での宴会バトルで「キューブ」の地域対抗戦を行ったんですが、ここで 『まず相手チームを全員リングアウトさせてからキューブを確保する』という戦法が編み出されたので、 それが「わんだほー」にどんな影響を与えるのか心配しましたが、そんな戦法を取るチームは現れませんでした。 まぁあまりに慌しい準備のためにチームごとに作戦を練る時間がないってのが正直なところかと思いますが。 作戦タイムをとれるように何か考えよう。 「ドデカクロック」活躍中です(笑) 助っ人で競技にちょこちょこっと参加している関係で採点係は別の人が担当していました。 なので残り時間をアナウンスして参加者、観客にタイムリミットなハラハラ感を与えようと声を張り上げていました。 で、気付いたことが1つ。 “20秒前”と“30秒前”では“20秒前”のほうが喉にかかる負担がはるかに大きい。 “2”と“3”の部分で負担が違うのかとも思ったけど、文字で書くなら同じ“じゅうびょうまえ”の部分も 同じようなキツさが続くので、もっと深い何かがあるっぽい。とても不思議。 採点システムを設置している一角が盛り上がっています。聞けばチーム全員がルールを勘違いしてた模様。 「キューブ」は自陣に持ち込んだキューブの数を競うもの。自陣とはスタート時点で自分たちのロボットが立っているエリアです。 なんですがキューブを向こう側に押し込むものと思っている方が多かったようです。 ゲーム中のキューブが5−0と動かないので「なんでー?」と思ったのですが、こーゆう理由だったようですね。 勝った!と思っていたものが採点係から「負け」を知らされてかなりのショックだったようです。 押し込むだけじゃゲームが単調で面白くないでしょー、とゲーム発案者としてはほくそ笑むのですが(爆) 次は間違えないようにしましょうね。・・・というか、スタート直前に念を押したほうがいいのかな? さぁさぁ残すはランブルとトーナメントです! って、ランブルするんなら上位4名を発表しなきゃ駄目でしょうにー。ということで運営側がドタバタやってます。 「予選第1位は―」 「ふつう4位から発表でしょー。」 「あ、そうなの?」 4位から順に発表。 4位:トコトコ丸、 3位:フィアス'LL、 2位:ナアガ、 そして1位はガルー! まずはこの4機を除いた全参加機体でランブルを行います。 今回はワイヤレスPSコントローラを使用する機体が多く、一度に行うと混信する可能性があったので3回に分けての実施になりました。 残りの32台を8台ずつのグループにして、1−3、2−4の組み合わせの16台からまずは上位4台に絞ります。 どうやら混信もないようです。 いつも思うのですが、当日の参加者という不確定要素からチーム割とかに端数が出てもいいようなものなのに 毎回キッチリ収まります。イベントの神様でも憑いているのかしらん?有難いことです。 ランブル8強による最終戦です。時間無制限です! ここで wheeler にクレームが。車形態だと倒せない!ということで時間制限がつきました。車形態2分(笑) これまで競技時間を支配していた「ドデカクロック」が wheeler 専用タイマーに(爆) 「ああーっと!脱輪です!!2足歩行ロボット大会で脱輪が起こりましたっ(笑)」 名調子のアニメイダーさんの実況とともに wheeler リタイヤです。 気が付けばリング上には rsv3 と たぬたぬさん。 ジリジリとにじり寄る rsv3。危ない!逃げてー!たぬたぬさん!! 「さぁどうする!ここでrsv3、強烈なパンチを放てば会場中を敵に回すことにーっ(笑)」 実にやりにくそうな吉田さん。そのまま押し出して、というかたぬたぬさんの自滅(リングアウト)を待ってランブル優勝です。おめでとうございます。 ほぼ定刻どおりにトーナメント戦に突入。素晴らしい! 満を持してレフリー浅野さんの登場。 「ルールはどうするの?」 「あんまり厳密にしてもどうかと思うんですけど・・・」 「じゃ、見ていて楽しく、でね。」 頼りになります。 熱戦が繰り広げられているトーナメント戦。 「わんだほー」はゆるゆる〜な大会なんだけどなー。今回は全然ゆるゆるじゃなかったなー。 つうか、このトーナメント戦のレベルってどうよ?などと思いながら残り時間読み上げ係を。 隣から妙なプレッシャーを受けるなぁと思っていたらsnさんが右に左に体を振っています。 ちょうど正面にレフリー浅野さんがいて試合がよく見えない様子。 あの状態でよくもあの文章量の決勝戦レポートが書けるもんだと感心のしきり。 語り草的な伝説の一戦となった「ガルー vs ナアガ」の決勝戦。 体を掴んでくるナアガをガルーは相手の周りをまわり込むことで外します。紙一重のお互いの攻防に会場中が盛り上がります! ガルーはよくもナアガの攻撃をかわしきるなぁと感心していたら、くぱぱさんが隣で一言 「初見じゃないからね。」 ROBO SPOTでの練習相手としてナアガの技は見知っているからこその、あの攻防なんだそうだ。 わはははは♪すげー漫画の世界だ♪♪ 時間切れ同スコアのためVダウンマッチにより、優勝はくままさんのガルーに!おめでとうございます。 賞品を参加者全員に配ってからの閉会では、遅い時間になりそうで見ているお客さんにも悪いかなーと思ったので先に閉会式を。 最初、お客は入るのかな?と不安だったものの、前半は小さい子を連れた家族連れが目立ち、 後半はお年よりが(何かのイベント帰りに立ち寄ったのかな?)目立ち、この時間にも沢山のお客さんが残っていました。 観戦、本当に有難うございました。長い時間お付き合いいただき、有難うございました。 今回、何を思ったのか司会のアニメイダーさんは「主催の大日本技研」を連呼。 大日本技研のたなかさんが本当にイヤ〜〜〜〜な顔してました。 これで次回の主催が大日本技研さんじゃなかったら原因はアニメイダーさんってことで(笑) そしてオイラは締めの挨拶に失敗しました。うまくまとめられなかった〜(泣) つ、次こそは〜〜 (まずは腰に手を当ててしゃべる事からやめようね。) そしてネタ満載のクライマックスへ。 《つづく》 |
わんだほーの裏側#5 |
ガルーを表彰し終えると、えまのんさんが 「参加者一同からいしかわさんにプレゼントがありまーす。」 と言って福袋を手に運営席側までやってきた。福袋の中身はKHRの箱。会場からおお〜とどよめきが上がる。 なに?オイラにキットに手を出せと言うの〜?なんて思ったりしてたのですが、 箱の中から出てきたのは「初音ミク」でした。 せっかくだからってんでフルフィから授与されました。ありがとうございます。 ものすごーく嬉しいのですが「これ昨日買っちゃいました〜」というオチになってしまうのがなんともはや。 大会前日のそのタイミングで普通、買うかねぇ?と散々言われましたが、直前だから買うんでしょ。 ほら、試験前なのに漫画を読み始めちゃう、みたいなもんです。 カラオケ部分を作る技量がないので「初音ミク」は体験版で間に合ってたんですが、 フルフィのセリフ『ふっかふかにしてやんよー!』を作りたくなったのでつい購入してしまった、と。 (本当は大会前日に徹夜してその音声データを作る予定だったんですが、時間がありませんでした) ちなみにこの「初音ミク」は打ち上げ時に購入店で返品交換され「鏡音リン・レン」になりました。 実は頂いたものがもう1つ。 レフリー浅野さんから『DTMマガジン1月号増刊 VOCALOID cv01 初音ミク』を頂きました。 ・・・これもすでに持ってるんですけどねー(汗) すごいぞー!今日のオイラは初音ミク特異点だ(笑) VOCALOIDでしゃべらせる技術を磨いていこうかと思います。皆さんありがとうございました。 「わんだほー」も終焉へ。あとは参加者に賞品を配るのみです。 今回『テーマソング作るよ権』を希望者のうち、順位が最上位の方に贈ってほしいということだったので トップ4の方々に集まってもらってご相談。ひそかに狙っていたというあみのさんへ贈られることになりました。 パチパチ。 予選4位が『テーマソング作るよ権』になったので、それ以降の賞品が繰り下がります。 で、はたと気付いた。 賞品リストのエクセルがない!忘れた!どひーーーーーーーーん!!! PHSもって電波のある場所に行き、Operaで「思い立ったが吉日」から賞品リストが載っている日記を表示。 で、それ見ながら予選結果に並んだ参加者リストに賞品を書き込んでーなんて作業を大慌てで(笑) その間、わかってらっしゃる方の発案で集合写真を撮ることに(爆) 後片付けの段になって判ったのですが、確かにエクセルデータは持って来なかったんですが、印刷したものを持ってきていました。 机の棚に置いて、それっきり忘れていました。あはははー。なんてこったい。 今度からはデータをPCに入れてこよう。 賞品の振り分けリストは「このへんの人に貰ってほしいなぁ」と思いながら作るのですが、今回もえまのんさんにサーボを持っていかれました。無限回転サーボ「SX-01」(泣) やっぱり未来の北原照久。ダイソンの掃除機並みの吸引力でコレクションしていきます。 センサーによる自律動作を試みてるIKETOMUさんところに「センサー詰め合わせ」が渡ったのは個人的ヒット! みなさん何かに役立ててください。 会場にいる皆さんに手伝ってもらっての撤収作業。 フィールドやら机の再配置などの大道具は人手の多さを受けてあっという間に片付いていくのですが、 採点システムまわりの小道具は自分で片付けなければならず、その一角だけ片付けが遅れていく結果に(汗) で、そのへんにあるものをポイポイと突っ込んで、車に搬入。 その結果、いくつかの資料がいまだに所在不明。忘れ物もしてしまいましたが、それは無事に回収。 そんな興奮冷めやらぬ文京シビックセンターを後にして、寒風吹きすさぶ秋葉原に大荷物を引きずった野郎共が十重二十重。 「こんなけの人数が打ち上げに参加するってのも、そうそうないよねー。」 なんて言われるくらいに37人の大所帯を受け入れてくれるお店はなかなか見つかりません。 「呑み」と「カラオケ」にグループ分けして〜なんて案もでましたが、ライター梓さんが見つけてくれました。感謝! かんぱーい! オイラは車の運転があるのでコーラ。ジョッキコーラを一気に飲み干す。 気付けば今日一日に飲み食いしたものって、ボトルトラクション用のショート缶1本を飲んだだけでした。 まるでスポンジのようにコーラを染み込ませるオイラの体(笑)これでもか!と都合3リットルくらいは飲んだかも(爆) 席が近かったかつさんに話し掛けようと、ロボット談義に炎を散らしている一角に物憂げな視線を投げていたら会話が途切れたので、すかさず 「かつさん、相馬裕子は―」 と切り込んだら、ライター梓さんに切り返された 「熱くロボットの話をしてるときに、何か言いたげにこっち向いてるから何かと思ったら、第一声が『相馬裕子』かいいっ(笑)」 「そっちが何を期待してんのか知りませんけどぉ、オイラはかつさんと相馬裕子の話がしたいのー(爆)」 相馬さん、年下ですから! エレベータを降りるところまで一緒だったアニメイダーさんの行方、誰か知ってる?なんて話や、 トイレ行ったらさー、合コンの駄目出し説教されてるヤツがいてさー、面白いのなんのってー!なんて話や、 馬刺しを別注〜なんて話があったのですが、キリがないので割愛。 「緊張の糸の切れた人間ってものを初めて見た!」とTOBBY氏に言われるくらいの虚脱感を体現しつつ、 「第4回わんだほー ろぼっと か〜にばる」な1日はここに終了しました。 レポートもおしまい 《もうつづかない》 最後に次回大会の決勝出場権について一言。 ROBO−ONEが地方開催されるとき「わんだほー」は認定をとりません。 その地方の参加者の予選出場チャンスを1つ潰しているような気がする、というのが1つ目の理由。 認定大会が地方の代表ではなく大会の常連選手を輩出している気がする、というのが2つ目の理由。 認定大会ではない「わんだほー」がどんなものになるのか見てみたい、というのが3つ目の理由。 まぁ、あと細かい理由がぽつぽつとあるんですが・・・。 小一時間問い詰められて意見が変わるかもしれませんが、まぁ数回は様子見ってことでご了承ください。 ちなみ認定をとらなくても“主催:大日本技研”でいきたいと思ってますが、いいすか?>たなかさん |