■ BlueStick自動接続編 ■

出荷状態のBlueStickを姫路ワークス謹製HSWB02と繋げると、 コマンド送信の度に回線接続のOPEN−CLOSEを行っています。 これは「自動待ち受けモード」で動作している為です。
ロボットを操縦する上で、一旦回線接続したら繋ぎっぱなしの方が通信関係のトラブルが少ないのでは?
と考えて、回線が接続しっぱなしになる「自動接続モード」に変更してみます。

  ■1■ 準備
まずBlueStickを設定変更可能な『通常モード』に変更します。 電源を入れない状態でディップスイッチをOFF−OFFに変更します。

BlueStickをPCのシリアルポートにつなげて電源をONします。
これで『通常モード』になりました。

次にハイパーターミナルを起動します。
BlueStick『通常モード』用の接続先って登録してるよね? ハイパーターミナルの設定方法はコチラを参照のこと

そうそう。接続先のUSBアダプタを挿しておくのも忘れずに。

  ■2■ パラメータ設定
ハイパーターミナルを介してパラメータを設定していきます。
下線の部分を入力します。
最後にリターンキーを押下するなんて書かなくても分ってますよね(笑)
ACKN が返ってきたなら設定OKです。NGxx(xxは任意の数字)なら設定NGです。
BTI1
ACKN
aaaaaaaaaaaa-n-bbbbbb-cccc
TERM

@Bluetooth機器の検索

デバイスアドレスを探してもらいます。
TERM が出るまでしばらく時間がかかります。
「デバイスアドレスはもう知ってるよ!」
という場合は行う必要はありません。

aaaaaaaaaaaa がデバイスアドレスです。

BTF06
ACKN
A動作フラグの設定

下表の設定内容で動作させます。
06 はデバイス検索に応答する、認証を行う、暗号化しない
時の値です。
Bit意味
デバイス検出に応答 1:する  0:しない
認証  1:行う  0:行わない
暗号化 1:する  0:しない

BTTnaaaaaaaaaaa
ACKN

B接続先の設定

接続先を特定します。

nには1を固定で入力します。
aaaa・・・には12桁のデバイスアドレスを入力します。

BTP30313233
ACKN

CPINコードの設定

認証用のコードを設定します。
数字を最大16桁まで設定することが出来ます。
ここにはASCIIコードで入力します。(0x30〜0x39)

ちなみに、←の入力をするとPINコードは"0123"となります。

BTOM01
ACKN

D自動接続モードの設定

この設定を忘れると、BlueStickから接続しに来ません。
忘れずに設定してください。

BTC
ACKN
NG24

BTC
ACKN
CONN

E回線確立

このコマンドを入力するとPCへ接続しにきます。
PC側でPINコードの入力と、ペアマッチの設定を行いましょう。(■4■参照)
すると、タイムアウトなんでしょうかね?
エラーが返ってきます(NG24)がこのエラーは無視します。

PC側の設定を終了後、もう1度コマンドを入力します。
CONN なら接続確立しました。ぱんぱかぱ〜ん♪

@@@
BTD
ACKN
DISC

F回線切断

接続が確立するとBlueStickはオンラインモードになります。 切断用のコマンドを入力するには、まず @@@ を入力してモードを切り替えます。
その後、コマンドを入力して DISC が返ってきたなら切断できました。

  ■3■ 設定完了
これで自動接続の設定が完了しました。
BlueStickを『自動モード』に戻します。
PCから外し、電源も外した状態でディップスイッチをOFF−ONに変更します。

これで電源をつなげれば、その瞬間からPCに自動で接続してきます。

  ■4■ PC側の設定
E回線確立 を行うと、PCにPINコードの入力を催促してきます。

Bluetoothのアイコンをクリックすると、PIN入力画面が表示されます。
ここで CPINコードの設定 で設定した数字を入力します。

すると今度は認可を求めてきます。

同じようにBluetoothのアイコンをクリックしてペアマッチを設定します。
画像では「Advanced」を押下してBluetoothシリアルポート以外のサービスを選択しない状態にしていますが、 まぁ、このへんはお好みで設定してください。

PC側の設定はこれで終了です。



各自の環境やその他の問題で、この通りの手順を踏んでもうまくいかない場合があるかもしれません。
あらかじめご了承ください。
また、記載漏れや間違いなどありましたらご指摘よろしくお願いします。


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